心理学

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分配原理【社会心理学】

会社などのチームでなんらかの成果を得たとき、その報酬はどのように分配されるのが、最も公平と感じられるだろうか? 社会心理学者のJ・S・アダムスの提唱した理論によると、自分の投入したコストに対して報酬が少ないときはもちろん、報酬が多す...
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社会的アイデンティティ【社会心理学】

オリンピックで、自国の選手の活躍を自分のことのように喜んだり、甲子園で、出身校が出場するとつい応援してしまったりするのは、なぜだろう?これには、集団や社会的カテゴリーから捉えた自己認識である、「社会的アイデンティティ」が関係していると考え...
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集団規範【社会心理学】

集団の中で共有されている価値判断や行動判断の基準のことを「集団規範」と呼ぶ。 こうした独自のルールや慣習が生まれる過程について、社会心理学者のM・シェリフは以下のようの実験を行った。 集団規範の生成過程 方法 2〜...
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心理的拘泥現象【社会心理学】

私たちはしばしば、個人であれ集団であれ、一度決めた決定事項について、たとえその結論が間違っていても覆せなくなるといった状態に陥ります。 これは、「心理的拘泥現象」が起こるからだと考えられます。心理的拘泥現象(Psychologica...
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集団的浅慮【社会心理学】

個人だと正しい判断ができるのに、集団で協議すると間違った判断を下してしまうことがある。こういった性質は、「集団的浅慮」と呼ばれる。 集団的浅慮(group thinking)はアメリカの心理学者ジャニスによって提唱された。ジャニスは...
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社会比較説【社会心理学】

インターネット上では、玉石混交の様々な情報が渦巻いているが、中には、明らかにデマとしか思えない情報もある。 しかし興味深いのは、そういった情報を盲信的に信じてしまう人が、少なからずいることである。 こうした現象には、社会心理学...
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敵意帰属バイアス【社会心理学】

世の中に、怒りっぽい人とそうでない人がいるのは何故だろう。 たとえば朝のラッシュ時、ホームで人とぶつかった時、「混んでいるから仕方ないな」「自分も不注意だった」と考える人と、「わざとぶつかってきた」と考えたり、舌打ちをしたりする人の...
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沈黙のスパイラル【社会心理学】

人は、多数派に属したがる傾向を持つ生き物だ。 ドイツの社会学者、ノエル・ノイマンの提唱した重要な学説のひとつに「沈黙のスパイラル仮説」というものがある。 これは、自分たちが優勢と認識した側はより雄弁になり、劣勢と認識した側は孤...
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認知的不協和【社会心理学】

人は、客観的には非合理的な屁理屈に囚われることがしばしばある。 たとえば、健康に悪いとわかっていてタバコを吸っている喫煙者の中には、「喫煙者でも長寿の人がいる」、「禁煙するストレスの方が体に悪い」と考えて、タバコを吸い続ける人も多い...
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傍観者効果【社会心理学】

人通りの多い街中。突然倒れた人がいる。けれど誰も助けようとせず、みな素知らぬ顔で通り過ぎていく。そういった、見て見ぬふりをしてしまう心理のことを、心理学の用語で傍観者効果 (bystander effect) という。 傍観者効果と...
2021.07.31
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