QALY(クオリー)【費用対効果の分析】

医学
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「QALY(Quality-adjusted life year:質調整生存年)」は、費用対効果の分析で用いられる指標。「クオリー」と読む。

様々な疾患に対する共通の効果指標として、諸外国含めて一般に用いられている。

QALY の計算方法

QALYは「QOL(quality of life)」「生存年数」にかけることで求められる。

QOL値は生活の質を表すもので、0(死亡)から1(完全な健康状態)までの値を取る。

たとえば、QOL値が0.7の状態で20年生存すれば、

0.7 x 20 = 14QALY

となる。

QALYは1QALY、2QALYと数えることができ、1QALYは「完全な健康状態で1年間生きたとき」の健康量と考えられる。

この健康量には、生存している長さだけでなく、その期間の「質」も同時に反映できるのが、QALYを用いるメリットのひとつといえる。

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