松果体嚢胞 pineal cyst【遺残による正常変異】

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松果体嚢胞 pineal cyst

松果体は憩室として発生し、その後、正常では内腔が消失する松果体嚢胞は、その憩室がたまたま消失せず遺残したものと考えられる

小さのものを含め、剖検では40%、MRIでも数%と高頻度に見られる。通常は経過観察。
時に、正常松果体や周囲の静脈の増強効果が、嚢胞の増強効果のように見えることがある
中年以降ではこの部位の腫瘍の頻度は低く、壁に軽微な増強効果があるように見えても、ほとんどの場合は経過観察でよい

参考文献:『よくわかる脳MRI 第3版 画像診断 別冊 KEY BOOK』(学研メディカル秀潤社)


よくわかる脳MRI 改訂第4版 (画像診断別冊KEY BOOKシリーズ)
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